
特殊車両通行許可を取得した後も、「許可が取れたから安心」というわけではありません。
実際、許可取得後の運行ルールや遵守事項を守らなければ、許可の取り消しや罰則が科されることもあります。
この記事では、特殊車両の許可を取得した後に注意すべき運行ルール、遵守事項、そして違反を防ぐための管理方法についてわかりやすく解説します。
特殊車両通行許可とは?おさらい
まずは前提として、「特殊車両通行許可」とは、道路法に基づき、車両の寸法・重量が道路の構造に影響を与える恐れがある場合に必要となる許可制度です。
たとえば以下のような車両は「特殊車両」に該当します。
- 車両総重量が 20トンを超える
- 長さが 12mを超える
- 幅が 2.5mを超える
- 高さが 3.8mを超える
これらの車両は、事前に通行ルートを特定し、道路管理者の通行許可を得なければなりません。
許可取得後の主なルールと遵守事項
許可を取得した後には、いくつかの重要な運行ルールがあります。
これらを遵守することが、企業としての信頼維持や事故・違反防止につながります。
1. 許可証を必ず携帯すること
特殊車両通行許可証は、運行時に必ず車両に携帯しなければなりません。
電子申請で交付される場合も、印刷した紙面または電子データを車内に備える必要があります。
2. 許可された「経路」から逸脱しない
通行許可は「特定のルート」に限定して発行されます。
そのため、許可ルート以外の道路を通行することは一切認められません。
3. 許可期間を守る(有効期限切れは違反)
期限を過ぎて運行すると、無許可運行と同様に道路法違反となります。
特に複数の現場を抱える運送業では、「いつの許可が切れるか」を把握するのが難しいため、管理台帳での期限管理がおすすめです。
4. 許可内容(車両諸元)を変更しない
許可証には、車両の車種・車両番号・重量・寸法が細かく記載されています。
許可取得後に次のような変更があった場合は、再申請が必要です。
- 荷台や装備を変更した(寸法変更)
- 積載物の重量が変わった
- 別の車両で同じルートを使いたい
無断で別の車両を使用すると、違反になります。
5. 誘導車の配置ルールを守る
幅や長さが大きい車両の場合、**誘導車(先導車・後続車)**の同行が義務付けられるケースがあります。
誘導車は、周囲の安全確保と事故防止のための重要な要素です。
指示を無視して運行した場合、重大な違反となるため注意が必要です。
6. 通行時間・速度・天候制限を守る
特殊車両通行許可証には、「通行できる時間帯」や「速度制限」などの条件が付されることがあります。
これらは、道路や橋梁への負担軽減・交通安全のために設けられています。
条件を破ると許可の取り消しや罰則対象になるため、ドライバーへの周知徹底が重要です。
違反した場合の罰則と影響
特殊車両の通行許可に関する違反は、道路法により処罰されます。
また、行政指導や企業名の公表が行われることもあります。
物流業者や建設会社にとっては、信頼低下や取引停止につながる恐れがあるため、違反防止の体制づくりが欠かせません。
遵守徹底のための管理体制づくり
許可取得後のルールを確実に守るには、社内体制の整備が不可欠です。
以下の3つのポイントを押さえましょう。
1. 許可証・期限の一元管理
- 許可番号、車両情報、有効期限、ルートをExcelや管理ソフトで一括管理
- 書類はデジタル保存+紙で車載する
2. ドライバー教育の徹底
- 許可条件(経路・速度・時間)を運行前に共有
- 誘導車との連携マニュアルを整備
- 新人ドライバーには、実地での教育を実施
まとめ|「許可後」が本当のスタートライン
特殊車両通行許可は、取得した時点がゴールではありません。
むしろ、許可後の運行管理・ルール遵守こそが企業の信頼を守るカギです。
- 許可証の携帯と内容確認
- 指定ルート・期間の厳守
- 誘導車や通行条件の遵守
- 期限・ルート・車両変更時の再申請
これらを徹底することで、トラブルを未然に防ぎ、効率的かつ安全な運行を続けることができます。
料 金
| 新規申請 | 11,000円(税込) 1台につき2経路(往復)の料金です | |
| 車両追加 | 3,300円(税込) | |
| 経路追加 | 3,300円(税込) 1経路あたりの料金です | |
| 更新申請 | 7,700円(税込) | |
| 変更申請 | 11,000円(税込) | |
| 特車ゴールド申請 | 2,200円(税込)/1台 | |
特殊車両通行許可申請にあたり、当事務所への報酬以外に道路管理者へ手数料を支払う必要があ
ご依頼から許可までの流れ
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上記のご提案にご納得いただきましたら正式なご依頼となります。
お見積り額に基づき請求書を発行いたします。着手時のお支払いをお願いしております。
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新規許可の場合、申請経路に未収録路線や個別審査箇所が含まれる場合は30日から40日程度、含まれない場合は10日から15日程度で許可が取得できます。
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